昔ながらの「基本的なこと」が大切なんだな

社長が「日本人が金髪碧眼になるまでハンバーガーを食べさせたい」というような
意味の言葉（うろ覚え）を言っていたマクドナルドと、
あくまで日本人にこだわり、

日本人好みの商品を開発し続けているモス。

結果として現在どちらが多くの人に支持されているかは言うまでもないだろう。


本書の内容としては、

・マックがモスの１号店の近所にオープンしたエピソード
・アルバイトとの人間関係
・「おせっかい」「地域を思う」関連のエピソード
・著者のコイバナと台湾工場の従業員とのエピソード
などが印象深い。


フランチャイザーとフランチャイジーの関係、
フランチャイジーとその周辺地域との
関係づけを「家族」ととらえて経営する――本書では、
フランチャイズで成功するため
には「家族」的なつながりをはぐくむことの大切さを説いているが、
これはどんな商売
にでもあてはまるのではないだろうか。

「ぬくもりの大切さ」「おせっかいのススメ」「当たり前のことをしっかりやる」
――古き良き日本では普通だったことが見直されているんだな、
と思う。


まあ、
何より、
読んでてモスバーガーが食べたくなるんだなこれが（笑）。