心おだやかに

カバーなのに・・・ご自分のオリジナル曲のように歌っている。
単なる物まね歌唱でないからだ。
・・・演歌は、
悲しい切ない曲が圧倒的に多いためか、
歌い手によっては、
救いようのないくらい泣き節でこぶしをまわし、
聞いた後、
悲しみだけが残る時がある。
これでは、
気持ちが更に沈んでしまう。
・・・悲しい切ない歌も、
どこかに救いのある癒やされる歌であって欲しい。
・・・その点、
三山演歌は、
情けたっぷり・思いやりの心たっぷり・・・・ささくれだった気持ちを、
いつの間にか、
穏やかにしてくれる。
なによりも、
ジトジトしがちな演歌を、
情緒豊かに清潔感あふれた歌いっぷりは、
この歳にして熟達の域に達している。
・・・・先達の演歌を、
新しい形でよみがえらせてくれるカバーも・・・オリジナルと同じくらい・・・次のアルバムが出るのが楽しむである。