液ダレしなくなった

私は，父親と同じ機種の背負い刈払機（33.6cc）を使っています。

燃料には非常に気を遣い，適正比率となるよう2サイクルオイルをメスシリンダーで計量してから攪拌しています。
一昨年までは二輪用オイルで25:1混合油を作り，エンジンに関してはなんら問題ありませんでしたが，2台とも午前の作業が終了した段階で排気口からタールのような真っ黒いオイルが垂れてフレームが汚れるのが気になっていました。
ツムラの鋸刃（70P穴付）はよく切れ，エンジンも低速トルクが十分にあるため，回転数を上げないのも一つの原因とは感じていました。

昨年，チェーンソーで使っているハスクバーナのLSオイルを，試しに刈払機で使用したところ，同じ使用条件にもかかわらず，とにかく排気口周囲がきれいなのに驚きました。
混合比が50:1になったとはいえ，ロースモークだから夕方まで使ってもほとんど汚れていません。
拭き取りが不要になったことから，後片付けが10分は短縮されます。
もちろん，液だれはゼロにはなりません。
若干は出ます。

たしかにハスクバーナのLSオイルは量販店の市販品に比べると値段が高く感じますが，スチールのウルトラに比べたら安いものですし，私のように25:1を使ってきたものからすれば，50:1にすることでオイルの消費量が半分に済みますので，出費は変わりません。

二輪と比べて出力が小さく，低速から高速まで酷使する小型エンジンにこそ，このハスクバーナオイルが普及して欲しいと思います。
買って損はしません。
ちなみに，容器の計量用目盛りはだいたい正確ですが，誤差が気になる人はメスシリンダーの方が確実です。