裁判例、制度趣旨の解説が秀逸。ただし民法１と組み合わせて使用すること。使用法を公務員試験に限定する必要はない。

学習、
記憶の確認、
定着を促進するのに相当程度の工夫がされている。
判例１００選、
我妻等とは比べ物にはならない。
大学教官が教科書を書く際もこのような工夫を学習書でするべきと思う(内田、
近江、
平野等はしているが)。

使い方としては、
1．公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 民法1一総則・物権・担保物権の総則、
狭義の物権法に相当する箇所を学習する→2．本製品の各論の内で契約法に相当する箇所を学習する→3．本製品の内債権総論に相当する箇所を学習する→4．民法１の担保物権法に相当する箇所を学習する→5．本製品の内不法行為法/不当利得/親族・相続法に相当する箇所を学習する
以上の方法で民法の理解が格段に進むと思う。
日本国の民法が明らかに学習者の妨害(殆どテロやゲリラ戦に近い)をするような記載のされ方(パンデクテン体系と業界では言われる)をしているので、
使い方にも工夫が必要である。
しかし、
民法１と本製品を組み合わせれば、
公務員試験には対応できる(国家総合職については当方は受験の経験が無いので不明だが)。
内田、
近江、
平野等を読む際に記憶の定着を促進させるにはもってこいである。