バブルを理解する一冊。金融業界の文化を理解する
記憶にも新しいですが、
長銀(日本長期信用銀行)が米国の外資系ファンドに買収され、
新生銀行になるまでの過程を小説風に当事者達の視点から描かれております。


本書の素晴しい点は、
長銀を取り上げていますが、
日本の銀行が戦後どのような役割を持って政府によって作られ、
役割を期待され担ってきたのか。
そして、
80年代の誰にも止める事ができなかったバブル。
政府が悪いのか、
システムが悪いのか、
銀行の経営者が悪いのか、
企業が悪いのか。
と言った、
銀行の歴史、
文化、
銀行経営の考え方なども書かれている点がひとつ。


そして、
2点目は小説風に書かれているため、
飽きずに読み進める事が出来る点。
特に長銀の頭取であった大野木氏については、
長銀入行からイギリスでの駐在、
経営企画部など経て頭取になり、
逮捕されるまでの人生、
ドラマがあり非常に興味をひかれます。
銀行の向かう方向性に矛盾を感じ、
声をあげるも実現できずに、
社会・時代の流れに流されていく葛藤が描かれています。


前半は長銀が上記のような歴史を経て、
買収される経緯。
後半は外資系の投資家達が旧長銀、
新生銀行をいかに立ち上げるか、
日本人との文化的な対立や、
政府の対立・交渉を通じて、
日本に新しい風を吹き込もうとする想いと難しさが、
これも登場人物の視点から描かれており、
面白く読めます。


日本の金融機関で働いている方は既読かも知れませんが、
働こうと思っている方や金融機関を相手にビジネスをされている方などにお勧めです。
また、
バブルをあまり知らない世代(今20代中盤以前)の方にもバブルがどのようにして起こり、
崩壊していったのかを理解するうえで、
ためになると思います。
セイビング・ザ・サン―リップルウッドと新生銀行の誕生

その他の感想

reomama
残念ながら合いませんでした
子どもの踏み台に
シリーズの問題点はそのままだが出来は良い
たくさんの人の体験談が書いてあり参考になりそう
スペルミス
中国語電子辞書の最高峰
やはり国産は安定です。
一回の雨で
星6あげたい!大ヒット!!
低反発靴底
もこもこの泡にびっくり!
Wisdom of crowds(集合知)の有効性に関する豊富な事例が示唆するところは極めて大きい!
部屋の角のデッドスペースを潰す
斜めは見にくい
かぎ針編みの教則本
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口当たり良く、のどごし良く、その名の通り<澄みきった>旨味、程良いキレで後味も発泡酒とは思えない旨さ!
病床の母のために買いました。
カセットのセットが簡単、確実!
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ステッドラーは水彩色鉛筆を推奨
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今のところイチ押し
いやいや便利!!
魂を込めた記述は必読。高校数学入門書の新基準となりうる良書。
おもしろい!ユニーク!湖で泳がしてみた。
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