日本政治を分析するための基礎

いい加減で無責任な感情論はやめて、
冷静、
客観的な分析と判断が求められる現代政治。

短期の個別問題も重要ですが、
財政問題は5年を越える長期的視野が必要です。


本当に日本の将来を憂うなら、
経済学や財政学は誰もが学ぶべきだと思います。

決して難解な数式だらけの上級テキストを読みなさいとは言いません。

しかし、
基礎的な考え方を学ぶのと学ばないのとでは、
現実の見方は格段に違ってきます。


この本は「公共選択論」あるいは「公共経済学」の分析ツールを用いて、
現代の財政赤字の原因を論理的に、
しかも初学者にもわかりやすく説明されています。
他の公共選択論の入門書、
あるいは専門的には「公共選択論」（デニス.C.ミュラー）と一緒に読むべき本でしょう。


「公共選択論」は日本政治の問題点を分析する上で非常に有用な分析ツールです。
決して浮世場慣れした象牙の塔の学門などではありません。
数式はでてきますが、
難解な上級レベルの経済学ほどではなく、
私のような文系人間でもそれほど難しくはありません。
公共選択関連は、
経済学初級レベルでもほんの少しの努力をすれば十分に読めるでしょう。


この本は学生時代に購入して、
良書ゆえに今も私の部屋の本棚に置いてあります。


価格もお手頃。
分析の基礎を身につけたら是非手に取ってみてください。
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