初めてBIG-IPに触るには最適

業務でBIG-IPに携わることになり、
予備知識もなくどうしようと思っていたが、
この本では負荷分散とBIG-IPの基本がものすごく丁寧に説明されており、
おかげで短時間でBIG-IPのことを理解することができた。
大変有効活用価値の高い本だった。

ネットワークにある程度の知識がある人は、
chapter1,3〜6は軽く知識の再確認として読めばよく、
実際のBIG-IPに必要なchapeter2,7だけをやればよいと思う。

図表示も多いので、
土日だけでも十分読破できる。

この本で基本さえ押さえておけば、
後はネットで検索してどんどん自分の技術を高めていけば良いし、
ベンダーとの打ち合わせでも宇宙語が日本語に聞こえるはず。

(self ipって、
ループバックIPとか仮想IPのことかと思ったら、
単にBIG-IPに設定したIPだったとか）
何から勉強したらいいかわからないという人は、
絶対この本を読むべき。

--以下、
本を利用した上での（個人的な）注意点 ---
この本ではvmware player4以降を使うことになっている(P.24)が、
自分の環境下(ver.5.0.2)ではweb02がうまくVLAN-INTに接続されないようで、
外部と接続できなかった。
(P.57) vmware player 4.0.3なら問題なくできた。

そのため、
自分のように再度やり直すこともあると思うので、
レジストレーションキーの数は複数取得しておいたほうがよい。
(P.39)
--追記--
この本が終わった後、
F5のサイトで無料で行っているトレーニング「LTM Essentials WBT Forum」は絶対すべき。

本の知識をさらに確実・発展させることができる。