わかりやすく、読みやすい訳です。
漠然とした不安を感じているときや、
人生を空しく感じたときに、
アランの幸福論には大変勇気づけられるものがあります。


ですが、
原作が出版されたのは大正十四年。

当時の教養のあるフランス人向けの本書を現代日本人が読むのには、
注釈が必要です。

注釈をめくりながらの読書も楽しいですが、

本文の中に修飾語として組み込まれていると、
(正確な訳とは言えないのかもしれませんが)だいぶ、
読みやすくなります。


また、
現代人は、
村上春樹以来の主語一つに、
熟語一つ。
短く区切ったセンテンスの読みやすい文章に慣れています。


そこで、
アランの幸福論の場合には、
本書=村井章子訳がオススメです。


例えば、
序章の「名馬ブケファロス」を引いて比べてみましょう。


本書=村井章子訳
「恐怖のような強い情念は、
その本当の原因を知らないとどうすることもできない。
アリストテレスの教えを受けた若き大王は、
そのことをすでに知っていたのだった。


一方、
集英社文庫の白井健三郎訳は、
次のようになっています。

「こうしてアリストテレスの弟子は(3)、
情念のほんとうの原因を知らないかぎり、
わたしたちは情念にたいしてなんらの力ももたないということを、
すでに知っていたのである。

です。
(3)の注釈に、
「アリストテレスの弟子」が、
アレクサンダー大王を指していることが記されています。


おそらく、
アランの原書を正確に訳すると、
後者のようになるのだろうと思うのですが、

「読んで理解する」
と言う意味では、
本書=村井章子訳が適していると思います。


「幸福論」を「読んだよ。
」と自慢するために求めるのだとすれば、
正確な逐語訳が良いと思います。

でも、
「幸福論」を自分がよりよく生きるために求めるのであれば、
読んで理解がしやすい、
本書=村井章子訳がオススメです。
幸福論

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スリッポン
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