自分の人生を生きていくために
本書の内容を自分なりに大雑把にまとめてみると
・ 心の力とは強く生きることではなく、
「心の芯を太くすること」である。

・ 人々の心は時代と密接な関係があり、
意識・無意識的であれ少なからず影響を受けている。
グローバル化と称した世界的な流れ(行動や価値観)が一方通行的に押し寄せる中、
否応なくその流れに翻弄され閉塞感や希望が見出しにくい時代にもなりつつあるのではないか。

・ 心の芯を太くするためには、
多様な価値観に触れながら複数の選択肢(本書では「オルタナティブ」(代替案))を持つことも大切である。

・ 多様な価値観に触れるためには、
ものを見聞きして考える時間の余裕や人との交流を持つことである。
(本書では「イニシエーション(秘儀伝授)」としている)
・ 様々な考え方や価値観に触れながら自分の中の価値観(モノサシ)をしっかりと育んでいくことが必要であるが、
一方的に染まってはならない。
自分なりの価値観を育みつつも、
冷静に時代の流れを感じ取っていく柔軟性も持ち合わせなければいけない。
そのためには、
特定立ち位置に固執しない「偉大なる平凡」という生き方を大いに尊重する(本書では「真ん中のすすめ」とも)としている。


本書では、
こうしたことを夏目漱石の「こころ」とトーマス・マンの「魔の山」の主人公を互いに対話させ伝えようとしている。


また、
両著が執筆されたのはおよそ100年前、
第1次世界大戦の時期であり、
やはり時代が大きく揺れ動く中で若者の心の葛藤を通じて生きることを伝えている。

その中で、
主人公たちが対話を通じて様々な価値観と触れ合う場所として、
前著では「先生」、
後著では「スイス・ダボス(当時は世界的なサナトリウムだった)」を舞台にしている。

現在のダボスが世界経済フォーラムの舞台になっていることは不思議な因果である。
(ダボスがグローバル化の象徴である一方、
世界中から人々が集まり多様な価値観をぶつけあう舞台でもある)

本書のような議論や主張はいつの時代もあるといえばそれまでだが、
いつになっても自分の生き方や価値観を自らの頭で考えることは大切なことであり、
先行きが見えにくい近年には特にそうかもしれない。
心の力 (集英社新書)

その他の感想

安心して走れる
ランニングのお供におススメです!
E=mc2、光、ニュートリノ
しおちーらしい楽曲!
いろいろあって良い
タバコの本数を減らすために。
サイズよりも小柄な印象
キャンプには最高だが虫のアタックあり
お買い得で使いやすいです!
Will work great but needs tuning.
状態 良
外気の臭さが減ったような気がします
映画館に行きたくなる、旅に出たくなる
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ほんとに留まった~
雰囲気のあるアルバム
便利な収納方法
知るか知らぬかが運命の岐路
仏教的なものの見方や考え方に焦点を当てた、意外と「理屈っぽい」本。
グリップ部分が滑りやすい(これたいへんなこと)
これなら必ず起きられます
古いシェーバーの
100円ショップに売っているのと全く同じであった
想定よりもかなり小さかった
1は以前コミックで出ていますが・・・
長所と短所
ソフトウェアビジネスを小規模から始めたい人に向いています
取付が簡単
お気に入り です.
第一巻の時にはここまでの物語になるとは思わなかった大傑作。
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