自分を否定される

痩身サロンにいくと、
このまんまじゃだめだ、
こんなにだめなところばかり、
と、
徹底的にこきおろされ、
けなされます。

そうすることで客に痩せなくちゃ、
という強迫観念を植えつけるためなのでしょう。

この本を読むと、
同じことをされている気分になります。

実際に痩身サロンを経営してらっしゃるようなので、
実際にそういうメソッドでやっておられるのでしょう。

デブは荷物が想い、
デブは言い訳ばかりする、
等、
「おデブさんは」と柔らかく書いてあるように見せていても、
結局は現状の否定です。

一番いやだったのは「デブは部屋が汚い。
そのくせペットを飼おうとする」というくだり。

横に「やめてあげて~~~！！」と、
そんなことをされたら動物が迷惑する、
という書き文字もありました。

デブは部屋が片付けられないからペットを飼う資格はないんですか。

「私もかつては失敗したんです」とデブだったころ＝だらしがなかったころの失敗談をいくつも載せていますが、

結局は「やせてきれいになった今はそんなことはありません！」とデブだったころの自分を否定。

これを見てなにくそと思う人はやせられるかもしれませんが、
私は不愉快なだけでした。