予断を許さない2010年代
「集落の限界問題はこうして、
世代間の地域住み分けがなされた上で、
高齢による担い手の喪失が予想される地域の中で、
2010年代以降、
いかにして各世代への地域継承が実現されるのかという問題として設定される」。


限界集落問題について解説した本。
著者は地域社会学、
環境社会学の専門家。
日本各地の集落を訪問したレポートも多く掲載されている。
著者によると、
ダム建設などの理由が伴っていないムラの消滅件数は実際はとても少ないのだそうだ。
これは、
限界集落という言葉の認知度が高まる一方で、
集落側も自主的に適応してきた結果であり、
ムラであろうという力もあるのだという。
しかし、
楽観はできない。
著者はそれでも多くの集落は残ると考えてはいるようだが、
特にコミュニティを何とか支えてきた昭和一桁世代が軒並み平均年齢を超える2010年代は注意が必要だという。


過疎地域を、
村落型、
開拓村型、
伝統的町、
近代初期産業都市、
開発の早い郊外住宅地と5つのタイプに分けて特徴を説明している。
また、
地域によって抱えている事情は異なっており同じ限界集落はひとつとしてないのだが、
共通する症状もあるとしている。
また、
フィールドワーク的な話だけでなく、
日本の人口の変遷を示した各種データと限界集落の問題との関連性についてマクロ的な視点から解説している部分は秀逸である。


また、
主観的な意見が混じり論理的に納得しがたいところもあるが、
他の学者の説に異論を唱えたり、
深刻さを増す日本の少子高齢化と人口減少に合わせた地域社会のあり方についての「効率性の悪い場所には消えてもらった方が良いではないか」という多少極端な意見に対して様々な比喩を動員して力をこめて反論している。
限界集落の真実―過疎の村は消えるか? (ちくま新書)

その他の感想

引き込み、笑わせ、ほろっとさせて、厳しさもある
安心の製品
男の子なのに・・・
愛用です。
早速取付
ライフタイムアップデート付いてきます
探してた本に出会えました。
画期的な飲みやすさ&クエン酸効果
一本筋の通った成功者の智恵がいっぱいです。
浮気から戻りました(笑)
サイズは少し大きめが
TOTO愛にあふれた一冊!
株式投資のマメ辞書として~COOL~
多感な少年の成長が頼もしい!音楽も素晴らしいです。
じっくり聴かせてくれます。
素晴らしいステージです。
デジタル家電にオススメ
感動の一冊です。
督促OLさんにエールを送ります!
発売日に届かない雑誌…
テープ
マグネットはすぐ取れます
個人的に好みの巻ではなかった
やはり見た目通りの極性
消費者の気持ちを考えて欲しい。
2015年の銘柄選択に
商品説明通り・ベリーグッド
A wonderful book full of the most precious contents about this Animated Series
ちょっと毛先が軟らか過ぎる
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