多くの気づきをもらった
現代思想=ニューアカ(デミズム)にかぶれていた学生時代、
吉本隆明の「共同幻想論」「言語にとって美とは何か」は必読の書だった。
なにせ、
現代思想の推奨図書に入っているのだから仕方ない、
僕も買った。
しかし最後まで読み通せなかった。
難しすぎた。
それはルサンチマンになった。


この本、
通勤の地下鉄の中でむさぼり読んだ。
ルサンチマンを解消できた。
吉本のすごさがわかった。
老年というのがどういうことか何となくわかるような気がした。
吉本は今年82才。
この人が永年考え続けてきたことを82才になる今でも持続的に考え続け、
自分の人生経験とシンクロさせながら更に深化させているということはすごいことだ。
この本で僕は、
人生の各ステージが如何にあるべきか、
子育てとは何か、
夫婦のあり方とは何か、
老年とはどういうことか、
就中家族とはどういうことなのか、
と実に多くのことを教えられた。


この本の最終部分は補註として「共同幻想論」から「対幻想論」が収録してある。
この構成を考えたのは吉本自身か編集者か知らないが、
すごいことだ。
「家族のゆくえ」で吉本が語ったことが有機的に繋がりあって今の僕には「対幻想論」が理解できる。
何よりすごいのは吉本が若き日から同じ事を考え続け、
中心支柱がぶれていないことだ。
こういう人生もあるんだなあと思った。


ぼんくらの僕はやっとわかった。
人間に関わることへの興味関心が吉本の源泉なのだ。
だから詩で人間を表出する、
漱石他の文芸から個人と家族と共同体の関わりを読みとる、
また、
思想というのはまさに人間そのものだから、
文芸とも詩とも民俗学とも、
そしてサブカルチャーとも全て連関しているということなのだろう。
家族のゆくえ (知恵の森文庫 a よ 4-2)

その他の感想

入手が難しいので買いました。
通販の割に価格が、、、
オーディオチェックに最適
斗真くんが好きなので、買うと決めてました。
待望の20世紀コラージュ芸術の体系的論考
出産の入院用に
沖縄には日本の矛盾がある
気持ち良い
これいいかも
表紙かっこいい!
劣悪商品です
配線の整理に。
とっても面白かったです
本当の欲
封筒10枚・便箋20枚のセットを
しっかりしている!安全カバー
理論と実際が明確に理解できる
使い易い♪
黒モデル大絶賛
初期不良に対するカスタマーセンター対応が最悪
値段に見合った意味がある
カリウム量の目安に
爽快で炭酸強め。
縫製がしっかりしていて嬉しいです!
ジャケ買い!? <Blu-Spec CD2は古いレコードを別物にしてくれるようだ>
いつ見てもベストセラーなのは納得できる
まずは読むべき
初心者だけでなく、中級レベルの人にも役立ちます
息子お気に入り!
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