人間、孔子の生き様
呉智英氏の『封建主義者かく語りき』で必読の文献と紹介されていたので、
手にとってみた。


本書は、
孔子にまつわる5つのテーマ、
すなわち、


・孔子はどのような生涯をおくったのか

・儒教はどのように成立したのか

・孔子の生きた時代の政治環境はどうだったのか

・儒教の批判者

・論語とはどのような書物なのか

について論考したものである。
資料を多数引用し、
切れのよい論理展開で、
孔子が生きた2500年前の中国社会の実態を追って、
たいへん迫力がある。


たとえば、
知られている孔子の生涯は基本的には司馬遷の『史記』の記述によっているが、
白川博士は、
同時代の他の資料や記述を渉猟して、
孔子についての史記の記述には相当の虚構が含まれている、
と断じる。
孔子は生まれは不詳、
おそらくは巫女の私生児で、
40代になって自らの教団が力をもってくるにつれ世に出た、
とする。


あるいは、
儒教がなぜ「儒」というのか、
実はよくわかっていないそうだ。
これを「儒」とは男巫が雨乞いをする形である、
という解字を手がかりに、
儒教は天と人とをつなぐ祭礼をベースに発展した思想であるとする。
筆者は勉強が足りないのでしかとはわからないが、
他の書物とは違う、
かなりユニークな解釈をしているように思う。


白川博士は1910年生まれだから今年(2006年)94歳、
漢字研究の第一人者で『漢字百話』など著作も多い。
これまで読む機会がなく、
白川博士の本はこれが初めてだったが、
文章の歯切れがよく、
説明も言を尽くして丁寧なので、
素人にもよくわかる。
専門家の論文の格調を失わず、
なおかつ読んでおもしろいのである。
すっかり白川ファンになってしまった。
これを機に白川博士の著作を一通り読んでみたいと思う。
孔子伝 (中公文庫BIBLIO)

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