ニーズに答えてくれてます。

大学受験についてピンポイント情報が求められる昨今、
沢山の受験参考書の生き残りは厳しいと思います。
そんな中出版された、
人気の「関関同立」向けの参考書です。


各大学の「解答時間・配点・大問数」という大学側の客観的な情報を示した上で、
専門家なりの視点で傾向と対策を分析した本書は、
バランスよく情報が掲載されていると思います。
各小問に付けられたきめ細かい配点やアドバイスはとても親切で、
関関同立を目指す受験生には貴重な一冊と思います。
過去問と予想問題まで網羅した親切さは「かゆいところに手が届く」に近い一冊かなと思いました。


★を５つでもよかったのですが、
問題の解説にとどまらず、
各大学対策に何をやっておけばより安心か…というきめ細かい視点があればさらによかった。

たとえば「記述とマークとの兼ね合いとの視点」など。

関関同立とまとめて一冊にするならば、
同時に受験する受験生が多いことをふまえて具体的なアドバイスがあったら、
より昨今の参考書のニーズに近いなと思いました。


古典の内容にも触れており、
古典のおもしろさに少しでも関われるきっかけになるかな、
とも思いますので、
★４つとしますね。