驚きのストーリーが展開される「免疫劇場」
 免疫学は最近急速に発展している学問分野の一つで、
今までの常識を覆すような発見が相次いでいる。
本書はタイトルに「新しい」とあるようにごく最近の知見まで盛り込んだ免疫学の入門書である。


 前半は、
免疫学と聞くとすぐにイメージが湧く細菌やウイルスといった病原体に対する防御機構についての最新の研究成果について解説されている。
著者の1人、
審良教授がこの分野における中心テーマの一つであるパターン認識受容体研究の世界的権威であることから、
それぞれの免疫関連細胞の役割や免疫反応の流れが分かりやすく説明されている。
分かりやすくとは言いつつも専門的な用語をどうしても使わざるを得ないので、
全く生物学、
医学の知識のない読者には難しいようにも思えるが、
学問的な正確性を落さない程度に色々な例えも用いて説明されているので、
病原体に対する免疫防御の全体についての最新の姿が大まかにはイメージできるのではないかと思われる。


 前半の部分では既に明らかになった知見を中心に述べられており、
あまり研究の余地は残されていないような印象も受けるが、
後半の8章以降ではまだ不明な点、
ごく最近注目が高まってきた研究について述べられている。
8章では免疫記憶について取り上げられている。
一度ある感染症にかかったら二度目の感染はないか感染しても軽症で済むということは古代から知られていたが、
その詳細なメカニズムについては現時点でも十分には明らかになっていないという事実にある意味驚かされる。
また10章で取り上げられている「自然炎症」という機構によりこれまで詳細な発症メカニズムが分かっていなかった痛風の発症のプロセスをうまく説明でき、
更にはアルツハイマー病や糖尿病等の発症にも関係していそうとのことで今後の研究の発展が大変楽しみである。


 尚本書の場合、
章のつながりをかなり意識して書かれているので、
1章から順番に読むことをお勧めする。
その方が著者の言う「免疫劇場」の醍醐味を十分に味わえると思われるので。
新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで (ブルーバックス)

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