一見当時の宮下あきらの画風に見えたのですが…

大ゴマを使ったキャラクターの顔のアップと会話だけで物語を進めるシーンが多すぎます。
１話目にしても大林寺の修行僧は大勢いるかと思われますが、
俯瞰や引きの絵がない為あまり状況が把握できません。
そんな少人数の寺で伊達が暴れてもすごいとは思えません。
（絵は上手いのですがコマ割や演出が同人作家並みです）
それ以前にストーリーにも問題があります。
物語は伊達が退塾する所から始まるのですが、
読者が求めてるのは（過去のエピソードなら）「伊達の１号生筆頭時代」の話で、
槍術を使ったカッコイイ戦闘は原作を読めば十分だし、
宮下展開のようになしくずしに突入する武道大会みたいなストーリーでもありません。
（今回も中盤で武道会突入）
編集部は「男塾」を勘違いしてるのではないか？と思える内容に唖然としました。
本家の絵が雑で内容も勢いだけで描いているものなので、
スピンオフでしっかりした男塾を作っていくつもりかと思いきや、
残念です。
☆３つは今後に期待してのい評価です。
気分的には１つです。