かわいい一冊

ブログの読者ですが、
内容はすべて書き下ろしでカラーというゼイタクさに満足しました。

若い人向けの和服の本は時々自由すぎてどぎついキッチュな色の組み合わせに「うーん」と思うこともありますが、

ひよささんの着付けや色・小物の組み合わせは自由だけど外しすぎていない、

伝統と暦を楽しんでいる風で、
すんなりと最後まで読めました。

防寒にとことんこだわって真冬の三峯神社へ行ったり、
理想の着物エプロンを追求してオリジナル型紙を作ったりと
御本人がアクティブに色々行動するのも読んでいて楽しかったです。

それと装丁が大変可愛らしく、
紙の手触りが柔らかくてカバーを外したところにちらりと薄紅の襦袢みたいな模様があるのが、

カバー＝着物　カバー裏＝襦袢　風なのかなと心憎いです。

本棚にずっと飾っておきたくなる一冊でした。