先入観にとらわれた「アラブ像」の見直し
アラブというと、
どのようなイメージを持つだろうか。

「イスラム過激派」「反米」「危険」「西洋の毒が及んでいない地域」・・・等々思い浮かぶかもしれない。

だが、
そうしたアラブ像のほとんどは「作られたもの」である。
本書は、
丹念にアラブの実像を明かしていく。


アラブに対する第一の見方は「イスラム過激派、
危ない」というものだろう。

だが、
イスラム教徒においても過激派はごく少数である。
これはあまりに不当な一般化である。


第二に、
逆に「アラブ=独自」を強調し、
サイード的『オリエンタリズム』の反転でなんでも無条件に受け入れるようにする言説がある。

これはアラブ研究者に強いとされる。

だが、
それはアラブの過度の理想化であり実態に見合っていない。


また、
アラブというと反米一色だという先入観も強い。

だが、
例えばあのイラクでは、
フセイン政権を倒したこと自体は極めて評価が高い(ただし、
アメリカの行動は「自国利益のため」と見られている)
国民のガス抜きとしての政府主導の反米政策はよくあるが、
それと実態を混同してはならない。

それに大半の国は実はアメリカ依存しているのである。


イラクへの自衛隊派兵についても国内では散々もめたが、
筆者は「軍が行くか否かが問題なのではなく、
何をしに行くかだ」と喝破する。

イラク国民の望むものが何かをよく見極めて適切な援助をすることが望まれているのであり、
周辺や国内事情、
一部の過激行為によって方針をころころ変えていてはかえって信用を失うのだ。


アラブのことは思ったよりも知らないものだ。

時事評論集だが今読んでも十分面白い本であった
アラブ政治の今を読む

その他の感想

人によるかと
ちょっと明かりがほしい、そんなときに出番です!
マラソンの記録証や完走証に
楽しすぎる!
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これはビジネス本
監督と呼ばれる仕事人。
良い点悪い点
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まとまりのあるクールなLIVE。
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100本入ってお得
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Paineの情報源として最適
ピーターラビットのお話を可愛らしい絵とともに楽しめます
失くしてしまったので購入
安心しました。
オーソン・ウェルズの一心同体
美味しく飲めます
期待通り?
高級感があります
一昨年前位にDVD見ましたが
分冊になった
やはり紙が良いと思う。
価格の割には使いにくい
夏は
生地の柄が綺麗
傷がない
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