著者が『苦海浄土』を書くことができた理由がようやく分かりました
『新装版 苦海浄土 (講談社文庫)』で知られる著者の自伝。
といっても、
生い立ちから同書刊行前後、
だいたい40歳過ぎあたりまでなので、
実質的には「半生記」というところだろう。


祖父母や父母のこと、
家の近所にあった商家、
女郎屋などのこと、
そういったものとの触れあいの中で著者自身が世界を広げていく。
また、
代用教員となってからは、
戦災孤児を家に連れてきて半年ほど面倒を見たり、
結婚後には作歌に夢中になり、
独特の感性を持った歌人・志賀狂太と手紙を交わしたり、
やがて高群逸枝伝執筆の準備に、
単身で東京へ出て、
長期滞在をしている。
やがて、
子どもを連れていった病院で奇病(水俣病)に苦しむ人を見かけ、
文学仲間からも奇病の存在を知らされ、
その原因などに疑問を持ち、
話を聞き始めていく。

こういったことを体験しながら、
著者の中には「近代」に対する疑問が出てくる。
精神に変調をきたした祖母を大切にした父や母の姿、
子どものころから親しんできた人々の繋がりや日々の暮らし、
そういったものを無用のものとして、
壊していく者たちへの静かな怒りがその背景にあるのだろう。


30年ほど前に最初に『苦海浄土』を読んだときに感じたのは、
人々の日常を奪っていった水俣病への憤りと、
これほどの作品を書く人は、
いったいどのような文学的な背景を持っているのだろうかという素朴な疑問だった。
ただ、
文庫の解説などを読んでも、
詩を書いていたことを除くと著者と文学との関わりははっきりとは見えてこなかったと記憶している。
そういった意味で、
本書を読み、
ようやく著者の「文学」がどういった足場の上に築かれてきたのか理解できた。


最も強く印象に残り、
共感できたのは、
著者が代用教員や化粧品や靴下を売ったりしながら、
「自分が今の世の中に合わない」と感じていることである。
これは単に仕事がうまくできないから感じたことではなく、
著者自身の“根”の部分にある“叫び”に違いない。
葭の渚 〔石牟礼道子自伝〕

その他の感想

コストパフォーマンスがすごい印象!
自然な使い心地
この時代、ゲームは遊ぶというより挑戦するものだった
はじめたいと思う人に最適
伝説のライヴを正に何も混ぜず何も消さず、生のままにリリースしたアルバム
釣れてないけど、見所満載
マチルダ最高
不良品率100%
鮎ベルトを使用して
お手軽にねらった箇所を温められます。
詩人であり画家である人が作るとこうなる
これはなかなかいいね
厚さが薄いです。
使用期限が1カ月なかった。最悪です。
十分暖かいです。
水出しのがベターかも?
agassiの母
やや期待外れ
ソフト軽いロングパンツ
いい感じのやりたい放題!
外装も垢抜け、一般ユーザーを対象にした製品にも見えますが、やはりそこは玄人志向な製品です。
めくるめく菊地ワールド。
「大阪カブの会」
程よい張り付き具合です
クリスマス用に購入
私はこれを持たせて完璧な人です
小3には難しいかも。
値段相応以下の物ですね
価格なりの商品。見えないところに品質管理の甘さが見える(気がする)
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