原作を読んだ視点からの感想をひとつ。

20数年位前でしょうか、
たまたま買ったビッグコミックか何かで、

ちょうど連載第1回だった『おかみさん』以来の一丸さんの作品です。

当時、
初めて読んだ作品ながらも、
優しい絵と丁寧な描写で、
相撲部屋で
奮闘する若女将を描いた印象に残る作品でしたが、
まさかあの作家さんが
『七帝』を作画するとは思いませんでした。
どうも武道に縁の有る作家
さんのようですね。


さて『七帝漫画版』についてですが、
原作で文字を追いながら思い
浮かべた情景がイイ感じで描かれおり、
好きだった場面、
合宿初日に
布団を担いでくるトシに唯信が飛びつく場面などは、
「おぉ、
これこれ」と
ワクワク読みました。


カンノヨウセイに至っても、
ビジュアル化されてみると活字とは
また違った楽しさ（ハラハラ感）があり、
スムーズに読みやすく、

原作から漫画化するにあたって、
ここに至るまでかなりのやり取りや
苦心があったのかなと、
色々想像させられました。


増田さんのblogで初めて知ったのですが、
一丸さんは女性なんですね。

女性ながらも、
相撲部屋や大学柔道部などなかなか女性には縁遠い
世界をよくここまで巧みに描いているなと思います。


さあ、
一巻も読み終わったところでこの高揚感を維持しつつ次に執る
行動はといえば、
やはりもう一度原作を読むことです、
2巻を待ちながら。