至れり尽くせり
また一つ「古今集」の素晴らしい文庫本が出た、
という印象。
体裁は、
同じシリーズの「新古今和歌集上・下」(久保田淳著)と全く同じ。
見開き偶数ページに本文、
奇数ページに三段組みの細かい字で、
実に詳細極まる注釈と口語訳、
さらに簡潔なコメント付き。
これは「岩波大系本」や「小学館新編全集本」「新潮古典集成本」に負けず劣らずの丁寧親切振りで、
ハンデイな文庫本にしてはお節介に過ぎるというか、
これでもか、
これでどうだと煩わしいくらい…デコレーション・ケーキ型とでも言いましょうか。
巻末には「古今集」の成立史、
特色などの解説、
作者略伝・索引、
初句四句索引など至れり尽くせり。
見逃す手はありますまい。
一首ごとの注釈にかなりのスペースを割いているので、
他の文庫諸本の二倍ほどの厚さになっています。

ところで、
小生は文庫本としては永年「窪田章一郎の角川文庫本」を愛読して来ましたが、
たまには、
本文だけで素っ気ない位の「岩波文庫本」も良いものだとこのデコレーション型の新版を読んで感じたものです。

それにしても「古今集」は良いですね。
小生、
20,30代の若い頃は圧倒的に「新古今」に傾倒し、
「古今集」など、
どこが面白いのかと思ってていましたが、
40代後半以降、
「新古今」の虚構性や幽玄体の嘘っぽさがやたら鼻に着き、
今では他愛ないくらい技巧的、
抒情的な「古今集」に埋没しています。
紀貫之「袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ」や藤原敏行「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかねぬる」など「新古今」の作り話的いやらしさは全くなく実に素直にすっきり心に浸透してきます。
正岡子規がなんと酷評しようとも、
いいものはいいのです。
新版 古今和歌集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

その他の感想

もはや、ももくろの勢いを止める者は誰もいないのです!!
買って良かった(^^)
まだ、諦めないっ!!
修理対応が、最悪
レビューの意味が買って理解できた
何度も読み返しています
青い星にありがとう!
アンテナ破損
ちょっと細い
展開が早い
目次の書き方を逆にしただけです
人生が変わり得る一品
いい香り、サラサラになる
面白くなってきたと思う
統計はウソをつく。心して読みたい
注文サイズを 間違えていました。
SFですね
意外にいい!
私が宮崎出身、娘が公立美大卒なので色々と面白かった。
プロテクター等は原則使用不可能
あれ?フリーズする?
間違いなく最高傑作
名刀正宗、鍔の魅力を紹介したDVD
まあ想像通りの内容では有る。
言霊の凄みと温かさ 名カバーですし、名ヴォーカルです
とってもお買い得の本です。説明が懇切丁寧です。
貝印は納得の発売元ですね。
んー最高
性善説、性悪説、言葉は知れども
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