古書泥棒の生き方に何の共感も持てなかった
 サンフランシスコ在住のライターが、
古書店から稀少本を詐取し続けた男に2年に渡ってインタビューしてまとめたルポルタージュです。


 カバーのそでの部分には「『本を愛しすぎた男』と、
彼を追う古書店主にして熱血素人探偵のデッドヒート!」とありますが、
それほど地沸き肉躍る高揚感を与える書には仕上がっていません。
著者が取材に入った段階では、
すでに本泥棒のジョン・ギルキーはお縄になっていますから、
「デッドヒート」の渦中にいたわけではありません。


 確かにギルキーが語る詐欺の手口は興味深く、
様々な古書店主がこうした手法に騙されていく過程を読むのは、
犯罪ノンフィクションの醍醐味があり、
その点だけをあげれば楽しい読書であったとはいえます。

 ですが、
著者自身もいみじくも綴るように、
この本は著者が古書詐取事件の中立的ナレーターとしての役割をいつの間にか越えてしまっています。
ギルキーへの取材者としての姿が前面に出すぎていて、
読んでいてとても煩わしい思いを抱きました。
それは先述したように著者が、
すでにギルキーが逮捕された後に密着取材しているがために、
取材対象に情緒の面でも必要以上に接近しすぎているためでしょう。


 そもそもキルギーが稀覯本を手に入れたいと考えたのはなぜなのか? 
 彼自身の弁によれば、
世の中から不公平・不当な扱いを受けたと感じたときにそのことへの仕返しとして本を盗むのです。
誰もがほしがる稀少本をほかでもない自分が持つという事実を前に、
彼は満ち足りた気分になるというのです。
それが説得力をもって読者に迫ってくるかというと、
納得のいく回答を得られたという実感は少なくとも私にはありません。


 また著者自身は長い取材の果てにこう綴ります。
「こうしたひたむきな情熱は、
決して満たされない欲望、
あきらめきれない夢によく似ていて、
それを達成しようと努力することで、
無上の喜びを与えてくれるものなのだ」(240頁)。
しかしこの著者の分析も私には牽強付会としか感じられませんでした。

 キルギーの盗癖は書名が指摘するような「本を愛しすぎた」がゆえの行為であるとは到底おもえず、
読後感はなんとももやもやの残るものだったのです。
本を愛しすぎた男: 本泥棒と古書店探偵と愛書狂

その他の感想

今までにない、中医学本!
安価
断線してしまった!
完全無欠コーヒー(ココナツミルク版)のアレンジに使っています・・・飽きずに、痩せれます
かさばらず、柔らかく、シルエットがすっきり。
ナイロン好きな人に
デッドニングは必須かも
なんでも事務所の掛け合い
おさな可愛い
やはり純正に限る!
色合いがとてもいい
素敵な雰囲気になりました
なかなか良いコストパフォーマンス
あまい
特典があまり欲しくない人向けです
舞台『刀剣乱舞』
パック数はちゃんとあるが…
ジットは優秀
中蓋の構造がダメ!
高音の響きがすばらしいです。
とてもお役立ちでした
大満足です(笑)
とにかく爽快!
バランスの良い日本政治観察45年
此方の体がナマクラに成っていた!怪我を防ぐンヤツ!ベストは青
音は良いが、作りの甘さが残念
しげっち
やや取材不足
ぴったりで良いんだけど
子どもはまるでサトシになれたみたいです。
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