演劇とは何かを、コミュニケーションの角度からあぶりだす
演劇力のゆたかな可能性にびっくりしました。


平田オリザ氏の強靱な演劇理論にひかれていたので購入しましたが、
手にしてみると、
もうひとりの若手の演劇家、
蓮行氏との共著で、
実際の演劇ワークショップがどのようなものか、
また企業研修などでどのような面で力を発揮するかに関しては、
蓮行氏の書いた四つの章の具体例がじつにおもしろいものでした。


 演劇ワークショップというと、
いろいろな役割を演じることで自分を解放する心理セラピーのような面を予想していましたが、
それはほんの一部であり、
まず身体への気づきを通じて、
表現力を豊かにすることから始まります。
姿勢、
発声、
相手の名を呼んで返事をきいてから、
ボールを投げる、
などの基礎訓練から、
ペンギン用の靴など「とっぴょうしもないプレゼン」のシナリオを作らせる、
実際の企業セミナーのようすをことこまかに書いた2章が圧巻でした。


 演劇ワークショップ一般についての章のほか、
子供に対するワークショップ、
海外ではほとんどの大学に演劇科がある状況など、
さまざまな切り口から、
演劇のもつ力を明かしてゆきます。
文学の一ジャンルとしかとらえていなかった演劇でしたが、
「演じる」ということの意味、
演じることによる自己規定の多様化、
セリフを発音するだけでなく(それにも強調のこつがあります)暗黙情報を伝える全身表現力、
他人に印象づけるための演出力など、
すべてのビジネス現場、
あるいは教育の場や日常に役立つことばかりでした。


 あちこちにちりばめられたヒント、
たとえば新人や子供に意見を言わせたいときには、
「○○の立場だったらどう思うか」と役柄を演じさせたほうが、
ずっとのびのびと発言できるとか、
ディスカッションよりもディスカッション劇のほうが、
緊張やリスクがないぶん、
かえって深い議論ができるなど、
演劇の奥深さを感じました。


 自分でできるワークショップの章もあります。
日常を「深く演じる」ことを通じて、
自由になってゆくことをやってみたいと思います。


《付記》コーチングの石井宏之氏の本にも「Fake
コミュニケーション力を引き出す (PHP新書)

その他の感想

夏タイヤ保管用に。
これが母子手帳だったらいいのに・・・
スキニー…
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安いので良いです
肘当てきずかなかった。
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丈が短い。。。
カラー&図解で初心者でも分かりやすいですね!
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痴呆老人の寝言
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主人公の無理のないヘタレさが良い。
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あると安心
ネームランド
内容としては薄い、信頼を損ねる推薦者の掲載が残念
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広報がひたすら隠していたのも頷けるくらい夜鳥子関連のシステムはヤバいです。
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そのまま1枚だと着れません
全体的に重たく
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