「艦これ」に侵食されるＮＷ３

冒頭、
きくたけの藤井氏へのリプレイ執筆依頼部分のあやしさが、

「アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ」の鈴吹社長の藤井さんへのリプレイ執筆依頼部分とかぶる。

（中年のおっさんが若(くもな)い女(の子)を、
いじっているといった絵面がなんとなく似てるような。
）
藤井さんへの依頼内容、
それはこれまでのリプレイで表現されたＮＷ３の型である「日常の危機」「世界滅亡」に更なる要素を追加せよ、

という至極まっとうなもの。

藤井ＧＭが用意した答えは、
ご当地もの（ＧＭの地元）と伝奇フレーバーだった。

（ご当地ものはダブクロ・デザイアとかでもあったけど、
参加者で土地勘が共有できる場合は面白いかも）

ＰＣ1：戦艦の大砲を操る転校生：きくたけ、
どうせ艤装を操るならば女の子のほうがよかったのに
ＰＣ2：地域の守護者、
腹ペコ剣士：緑谷明澄、
初めて知りました、
リアルお嬢様だそうな
ＰＣ3：仙人化した三国志英雄：たのあきら、
キャラネームとか鼠とかの設定が典故に通じたところを感じさせる
ＰＣ4：アーマーではない蟹：Ｏ畑、
ハードボイルドを気取るもハードにボイルされて腹ペコ剣士に食われそう

ご先祖が搭乗していた軍艦の御神体を受け継ぐ転校生ＰＣ1が海辺の町に訪れたとき、

前世に封印された鏡の中に潜む魔も動き始めていた・・・、
といった感じの現代伝奇もの。

ストーリーもわかりやすく、
キャラも立っていて、
気が付いたら読み終わってた。


細かい解説が筋を追うのに邪魔にならない程度に適宜差し込まれていて、
文章も内容も読みやすさに配慮された感じですらすら読める。

ＮＷ３の版上げ後の導入を担うリプレイとして、
一番相応しいのはこれなんじゃないかなぁ~という気がします。

もっとも、
「上級ルールブック」が使用されるのでもはや導入とは言い難いかも知れませんが。