一般教養として

バッハからシェーンベルクまでの18人の作曲家の生涯を履歴書風
につづったユニークな本。
これを読み終わった後には作曲家の事
だけではなく教会音楽からシェーンベルクの無調音楽までの西洋
音楽の変遷も分かるという優れもの。
作曲家の家系図はもとより、

どこで調べてきたんだろうといわんばかりの詳細な女性関係の年
表図には笑ってしまいました。


また、
時折楽譜を掲載しながら作曲法や教会旋法、
管弦楽法など
の専門的な説明もあったり、
無調という袋小路に迷い込んだ西洋
音楽をしかもそれを日本人がやることについて著者独自の作曲論
なども書いてありとても興味深く読めました。
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