教師が考えるいい単語集

実際に、
県内の採用高校が多いため一時期勤務する予備校で使われましたが、
生徒の評判があまり良くなく、
定着率も良くなかったので一年で別の単語集に切り替わりました。
以下浪人生の不満点を載せてみます。


’1.例文が難しくて覚えにくい。
2つ例文があるが解説がなく、
また後で出てくる見出し語がかなり入っている。
つまり１つの例文で覚える単語が1つではなく、
３つも４つあるために覚える負担が大きい。
また２つとも同じ用法で明らかに1つでいいと思われる例文も多い。
意訳が多くどうしてこんな訳になるのか確認が必要。


2.単語の選定に偏りがある。
高校の1先生が作っているからでしょうか、
明らかにセンターレベルで高校教科書に登場する優先語彙が二次レベルとされるユメタン２や０に載っているものがあり、
穴ができる可能性があります。
最低でもセンターや教科書全てデータ化して頻度の高いものを優先すべきだと思います。


’3.一冊で済まず何冊もやるのはやる気が削がれる。
これはユメタンに限りませんが最近はレベル別にしてシリーズかしているものが多いですが、
使う側からすると一冊終わった達成感よりもあと何冊もやらないといけないという強迫観念が残ります。
また、
２冊、
３冊もやるとなると経済的にも優しくないです。


一方でいい評価も聞かれました。
CDの作りが覚えること考えて作られており、
単に音声を聞けますよぐらいのCDが多い中で丁寧、
リスニングの練習にもなる。
英作文に例文が結構使える。
また、
１００語を一週間で大量に覚える学習プランの提示されており、
使い方が分かりやすい、
まとめのページの作りがよく確認しやすい。
。
。
など

しかし、
単語集の１冊目としてセンターレベルの語彙を身につける場合には現状では難点が多い。
例えば、
高3の生徒がチェック用に使うとか、
進学校の高１〜２くらいが使うならいいと思います。


いい点も多いので改訂版では使う生徒の立場をもっと配慮して上記の点が改善されることを切に願います。