難しいけども武器になりうる

　序説段階で語られている、
脳内で音読して読む読書法と、
映像情報で読み取る読書法は別物であるという事を明記されているのが良い。

　しっかりと読書をしようとすると通常ならば、
文字を一度音に変換して読んでいる。
文字→音（脳内再生）→読書　という変換で情報を入手しているのが通常の読書であり、
これはとても時間がかかる。
それを文字→読書となるのでそりゃ速いわけだなと納得するし、
文字を映像としてとらえることで音で再生する時間をショートカットもできるのだなと納得。

　
　脳の新しい使い方として、
難しいものではイメージを使って現実を拡張的にとらえる訓練というものが書かれていたり、
わかりやすい訓練方法として指を動かして脳を活性化させる体操や、
〇〇〇〇●●●●となっている映像をまとめて捉える訓練方法（この場合は4文字をひとまとめとして読む訓練例）などが紹介されている。


　記憶法に関しても、
手を使った記憶の定着方法が書かれていたり、
物語系にまとめて記憶に定着させる方法や訓練方法などが記されている。


　各種紹介されている訓練方法を続ける根気はいるものの、
これを身に着けることが出来れば、
アイデアが湧きやすくなるだろうし、
読書がすごく楽になるので新しい知識とも圧倒的に出会いやすくなるだろう。


　とりあえず指を動かす体操と文字を映像でとらえる訓練は実際本を読むうえでも簡単に使えるので使っていこうと思う。