初めてエベレスト登頂を成し遂げたHillaryとTenzingをえがく

Step into ReadingシリーズのStep 5
語数　3,327　　　　　YL 2.5

世界最高の山、
エベレスト。
その頂には常に雲や霞がかかり、
全体
像を見渡すことはできない巨大な山で、
山頂は夏の日でも-40℃に
なることもあるという。
頂には常に雪が積もっており、
頻繁に起こ
る雪崩や極度に薄い酸素によって、
これまで多くの登山者の命を
奪ってきた。


その難関の登頂を1953年に世界で初めて成し遂げたニュージーラン
ド人のEdmund Hillaryとネパール人のTenzing Norgayをえがいた
ノンフィクションの作品が本書である。


大きな荷物を背負ってエベレスト山に至るまで１か月もかかるジャ
ングルの道のこと、
クレバスに落ちて命を落としそうになりながら
も２人の協力で乗り越えたこと、
お互いをロープで結びチームとし
て登頂を成し遂げた様子等が書かれている。
また、
登頂を成し遂げ
た後の様子や活動、
そして伝説のイエティのこと等も書かれている。


SIRシリーズのStep 5なので、
使われている語彙のレベルは高い。

sweltering, topple, jagged, prowl, menace, snug, dangle, mob,
perilous, fling等の単語が使われ、
ペーパーバックへの導入書と
でも言える位置づけの本である。