心に染みるねぇ
パヴェーゼって、
岩波文庫では『故郷』『美しい夏』『流刑』『祭の夜』・・・と出てるけど、

一体この作家の最高傑作ってどれなんだろう?ってずうっと思ってたところに
『月と篝火』がきた。


出だしから柔らかさを感じるんだよね。

イタリアの田舎ってチンピラとか貧農、
教会、
パスタ、
廃屋と立木・・・って感じで
連想するけど、
この人の描いているものって、
「故郷」なんだよね。

「人の意識は変わるけど、
変わらないモノがこころにずうっとある」。

それを映画のように描くのがうまいんだな。


もっとも、
そこは戦争と貧しい若者たちの振る舞いがあるわけで、

映画的というより、
もっと誌情性に富んだ時間の流れがあって、

『祭り夜』の下敷きに見られるように、
ギリシア神話からの統制が流れている。


人間のパトスというものが地球上でイタリアの若者を通して振舞わさせるのだけど、

月は太古の昔から悠然とそこにあるわけだし、
小さな故郷(心の拠り所)
というごく小さな一点に集ってきた人たちの失われた時間と思い起こさせる時間の
出会いが不思議な空間を描いて夜に照射されているんだよね。


若者たちの犯してきた振る舞いというのは月からみれば、
自然に統制されているというもので、

そこに顕微鏡で見ていったパヴェーゼはただの郷愁モノにしなかった。

いや、
自然に統制されたというが、
裏を見れば実際は欲情を掻き立てる装置でもあるわけで・・・
超絶界から<みられて>おり、
<支配されて>いるわけで、

人間の業(ごう)は祭りの中では抜け出せないことを表しているのかもしれない。

むしろ人々は加速するわけで。


パヴェーゼは最後は自殺しちゃうんだけど、
それがとても残念だよね。

こういう人は常に人々の距離を測っていただろうし、

とても世間と自分を気にしただろうから短命だよね。

罪深い人だ。
月と篝火 (岩波文庫)

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