家庭小説の範疇を超えた名作
オチがハッピーエンド恋物語になる(姉妹作『そばかすの少年』もそうだが)点では、
同時代の家庭小説と
同列に扱われそうだが、
リンバロストの森を背景に、
女性たちが独立した意志を持って人生を選び取っていく
姿は、
一線を画して現代性がある。
美しいと同時に畏怖を抱かせる自然描写もすばらしい。


蛇足ながら気になったのは、
この新版の下巻にある梨木香歩の解説。
蛾をメタファーだと言いながら、
何の
メタファーなのかも解説されないまま、
上巻のDV的描写(たんなるDVとは明らかに異なる愛情のねじれが
丹念に作品には書き込まれているのだが)にこだわったまま、
ほとんどネタばらしの引用が延々と続いて、

「著者が生粋のナチュラリスト」だった・・・って、
何だこりゃ。


蛾は女性たちのメタファーだ。
ゆっくりと濡れた羽を乾かして広げ、
はばたいてゆく・・・それぞれが紡いでいた
繭から出て。
ヒロインのエルノラしかり、
母キャサリン・コムストックしかり(だからたんなるDVではないのだ)。

エルノラの恋敵エディスがたんなるパターンにはまった造型でなく、
一読では不思議なほど最後まできっちり
書き込まれているのも、
エディスもまた蛾なのだ、
と読むとすっと腑に落ちる。


こうした人間洞察が、
ポーターがナチュラリストとして持っていた自然への深く広いまなざしに裏打ちされている
ことをを物語っている。
リンバロストの乙女 下 (河出文庫)

その他の感想

充電ケーブルが微妙
ユン・ジョンオクが挺身隊にされそうになった話はデタラメ
タイムスリップ!
やった!わかった!
お勧めな一品!!
容疑者xの間逆をいった訳ですが・・・
マッドです!
彩色グレードアップ
逃走中ゲームソフト
わかりやすい本+恋愛向けレシピ特集が◎
しっかり、からまないステンレスハンガー
検品がイマイチな印象
まるでダメ。
CGが少々粗末ですが。
軽量でオススメ!
とても良くて気に入りました
子供が気に入って大変良かったです。
写真がきれいな本
楽しいのでおすすめです
5個セットいいですね
不当逮捕と組合弾圧の話
準最高グレード
温度に注意
もう一工夫あれば…惜しい
底面負荷8k スタック5段です
見つけた!
不運な運命を背負ひつつもたくましく生きる二人の主人公の姿が心地よい!!
お手入れセット
値段のわりにちゃっちい
「ホームズ」にピンと来ない人にもオススメ
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