不器用だが信念を貫いた男

この本を読むきっかけは実は私も漁業と農業をやっている兼業農家であります。
まだ親父から世代交代はしてないんで、
経営の部分では未熟ですが農漁業に明るい未来の兆しが見えず岡本サンのように自分で改革をやろうと思っています。
この本を読んでみて岡本サンの農業に対する将来の方向性、
情熱、
考え方には非常に共感できました。
しかし☆3つにしたのは、
1つ目に読みにくい。
まだまだ勉強不足な私ですが、
農業に携わっている私でさえ専門用語のオンパレードで読み進めるのに非常に時間がかかりました。
こういう本を書くとき、
農業未経験者の方でも読み進めやすいように農業の現状や作業工程においてもっと素人の方にもわかりやすく書いて欲しかったと思います。
自分が経験した農協との争いをただただ怒りのままに書いた自己満足的な要素が垣間見えました。
そこがマイナス1つ。
もう1つはこの方は非常に行動力もあり、
頭も良く、
経営センスも素晴らしいと思うんですが、
やり方が悪い。
行く先々で敵を作ってしまいます。
もちろん自分の信念に基づき間違った事は言っていないつもりで議論されたんでしょうが、
何かを変える上で交渉する時、
100%こっち側の言い分が通ることはほとんどありません。
相手にも相手の立場と意見があり、
こちらにも主張がある。
それをどれ程までお互いが歩み寄れるか?だと思うんです。
そして徐々に自分の方向性に変えていく。
こういうしたたかな戦略を持てばスムーズな改革が出来やすいと思うんですが、
、
、
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TVでお馴染みの強い口調の言い方で農協にクレームを言っている姿が目に浮かびました。
けど岡本重明サンの活動や方向性は全面的に指示します。
勉強になりました。
ありがとうございます。