でも最近ワタシは、やっぱ高橋源一郎をキチンと批判すべきだろうと思うようになりました。金井美恵子はエライな。
 これは東日本大震災と福島の原発事故以来、
文章を読めなくなった「ぼく」を主人公にした高橋源一郎の最新「小説」です。


 「1 読めない」は、
「最近、
ぼくはおかしい。
(中略)なにをどう読んでいいのか、
まるでわからない」(p7)と書き出されています。
ただしその原因については、
まだ触れられません。
「2 もっと読めない」では冒頭近くに、
「あんなことがおこったものだから」(p19)とあって一歩踏み込んでいますが、
「あんなこと」が何かは語られません。
「4 読めるものがあったよ」まで来ても、
「というわけで、
『あの日』から、
ぼくは、
いろんなものが読めなくなったのだった」(p51)という書き出しで、
「あの日」がどの日かは説明されません。

 というか、
この本を最後まで読んでも、
説明はないのです。


 でも、
「あんなこと」や「あの日」が何を指しているか、
誰でも分かるわけです。

 実はすでに「1 読めない」の文末に、
引用した文章中の「潮が引いている」を「津波で」と補完して読んでしまったというヒントもありますし(p18)、
著者には『「あの日」からぼくが考えている「正しさ」について』(2012.2)って本もありますしね。

 だからこれは最初から、
ゲームなんですよ。
著者が本当に読めなくなったのかどうか、
そこは問わない。
「あの日」から読めなくなった、
という設定の中で、
どんな語りが可能になるか? そういう実験として読んだ方がいい。


 実際、
これを評論とか批評だと思って読んだら、
怒っちゃう人も出てくるんじゃないでしょうか。
だって話は脱線に脱線を重ねるし、
取り上げるといったテーマは延々と先延ばしされて、
挙句の果てには途中で放り出されてしまう。
ここに何か一貫した思想だとか主張だとか政治的立場だとかを読み取ろうとしても、
ま、
無理ではないけれども非常に難しい。
「あの戦争」から「この戦争」へ ニッポンの小説3

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