山という資源を活用してきた日本人
本書を読んで感じたことは、
人々が生活をする上で
山にある資源(木、
竹、
漆、
砂鉄、
野生動植物など)が
かつては欠かすことのできないものであり
そうした資源を製品化・商品化するさまざまな業態の
「山に生きる人びと」が存在し、
いかに多種多様に
その資源を活用してきたか、
ということへの驚きである。


現在私たちが「山で働く人びと」を数え上げてみた場合
思いつく業態はそう多くはないのではないだろうか?
それがなぜかと考えれば、
ライフスタイルや社会構造の変化と
工業製品の多くなったことが挙げられると思う。


丁寧に手作りされた竹製のざるとプラスチック製のざる
漆塗りされた漆器と合成樹脂系塗料で漆器風に作られた器
その良さと違いは歴然としていても
生活をする上でどうしても安い物に手が伸びてしまうのは
致し方ないことだし、
その結果として
山で生きられなくなった人びとが里や街で
生きるようになっていったのはしょうがないことだと思う。


がしかし本書を読んで、
山を活用して生きてきた人びとの姿に
憧憬にも似た気持ちを感じるのはなぜだろう?
山で生きるには大変なことが多かっただろうけれど
だからこそ力強い生命力、
生活力を感じる。

おそらくそうした人間としての強さに惹かれるのだと思う。


宮本常一氏の著書はどれも読みやすく、
示唆に富んだ内容だが
本書はその中でもとくに好きな一冊です。
0
山に生きる人びと (河出文庫)

その他の感想

碩学が薀蓄を傾けた見事な解説
最高‼︎
初心者に最適。中上級者には不要。
これは最高ですわ
物は運命の出会いが大事。
置いてる店は?
こりゃ酷い…
説得力あり、納得感高い
液体石けんシリーズ比較
発色が良好
良くあるケースです。
ステンレスツールボックス
マクロとミクロの経済学の違いさえ知らなかった数学屋の経済学入門
実にわかりやすい♪
オリジンはどれもオススメできます。
よく練れた訳
やっとプラスナップを使いこなせる!
テープで留めてありましたが、、、
JYJ 正規2集 JUST US KOREA ver
スマートなACコンバーター
洗濯が楽しみに..
短編集は一作者の世界観。
キャラクターの声の種類も増えて音も良くなってます
目立つことは目立つ
可視範囲は広がります
予想以上
盛り沢山!
初めの一歩としてはいいと思います。
「負け」がほぼ確実の値上がり狙いの持分投資
探していたサイズにピッタリ
戻る