丸山は何を問うていたのか
表題ともなっている「忠誠と反逆」をはじめ、
「歴史意識の『古層』」といった有名な論文を収録した丸山真男の論文集であるが、
いちばん最後に収録されている「思想史の考え方について」を読み通して初めて、
何か腑に落ちた感を覚えた。
川崎修の解説にあるように、
この本が「最も丸山真男らしい丸山真男が現れている」ものであるとするならば、
丸山が問い続けていたのは、
「自分」から導き出され、
「自分」に還っていく、
そのような問題系ではなかったか。


「近代啓蒙主義者」と形容されるのも故なしとはできない丸山ではあるが、
西洋近代的な理性や合理性、
あるいは中国的な思考様式をもってしては括りこめない何か、
よくわからないが確かに感じる何かへの探求こそ、
ここに収録された諸論考に丸山を導いたのではなかったか。
自らの外を取り巻き、
内を満たし、
それなしでは考えることも自分であることすらもできない「何か」。


この「何か」への問いへのこだわりが、
見方によっては「日本嫌い」とされたり「ナショナリスティック」とされたりするのだろう。
だが、
丸山が垣間見せるような、
頭で考えるほどには思うようにならぬ自らに対する苛立ちや、
気がつけば親先祖の代から自らへと受け継がれている「伝統」への気付きと無縁でいられる人間が、
いったいどこにいると言うのか。


そのような観点から評者は、
丸山の日本思想史への思い入れや「古層」へのこだわりを理解する(むろんこれは評者の勝手な解釈に過ぎない)。
個人的には、
「他人事としての研究」よりも「我が事としての研究」にシンパシーを感じる質なので、
読み始める前に比べれば、
丸山への好感度は明らかに高まった。
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忠誠と反逆―転形期日本の精神史的位相 (ちくま学芸文庫)

その他の感想

しっかりしていますが、とってしまうので★マイナス一です
想像以上の品です
値段を踏まえて実質星4.5です
塗料について。
味はきっと悪くない方
Gameできるようになるまで色々ありました。
トリプルセンサーは使いやすい
パーツが売ってた!
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大事なところ!
3ピースガールズバンド(笑)
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頭の整理がつきます
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寒冷地でもあったかいです
アイナナ トリガー付録
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