「主観」という言葉のひびきが悪いものであるかのような誤解をとく
 大学では西洋史を専攻した私。
史学科の課題図書の筆頭はこのE.H.カー『歴史とは何か』だった。
そしてカーの決めゼリフは「歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、
現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である。
」(p. 40)
 でもこれだけでは、
カーの真意は伝わらないように思うので、
私の言葉でカーの代弁をしてみたいと思う。

 一般的には、
歴史的な事実というと、
考古学や日本史の遺跡発掘のイメージで「客観的事実」を宝探しの宝を探すように「発見」し、
それを記述したら歴史が出来上がり、
という感じがするのだが、
そうではない、
とカーは言いたいのである。
そして「主観的」という言葉が何か悪いものであるかのように考えられがちだが、
そうではなく、
歴史家の「判断」があって初めて「歴史的な事実」として認められるのだということである。
そうすると主観的な判断が入るので「客観的事実はない」「不変の真理はない」と嘆いたり、
怒ったり、
ぐれたり、
すねたりしてしまう人がなぜがいる。
それが学問的態度ではない、
って言うことなのだ。
私たちができることは、
限りなく近づこうという態度で臨むことだけだ。
そしてあくまでも仮説として設定することに意味があるのである。
「客観的事実」を設定すること、
「不変の真理」を設定すること、
それに意義がある。
有るかどうかは問題ではない。
(愛も神様もそういう存在だと私は思っています。

 画家の安野光雅は数学者で水道方式で有名な教育家でもある遠山啓と対談し、
以下のように語っている。
「主観」という言葉のひびきが悪いものであるかのような誤解をとくこと。
これが科学教育の第一歩だと思います。


●安野:ひとつの目的に到達するための一種の方向感覚のようなものはありますか。
(中略)
歴史とは何か (岩波新書)

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