「生き甲斐」を最大化する、真のリアリストによる処世術
人間存在の哲学的意義を考え抜き、
それでいて現実のしがらみにも強い人。

こうした総合知に長けた人として、
真っ先に思い浮かぶのが、
本書の著者・佐藤優氏である。


本著のタイトルは、
ちょっと諧謔的で皮相的な感じがするが、
内容は、
とても深い。

分かりやすい文章で読みやすいが、
その一つ一つが、
著者ならではの深い哲学と豊富な体験から生み出されている。


著者が示す処世訓は、
各章のタイトルになっている。

「人と比べない」「問題から目をそむけない」「頭で考えない」「時間に追われない」
「酒に飲まれない」「失言しない」「約束を破らない」「恩を仇で返さない」
「嫌われることを恐れない」「人を見た目で判断しない」「上下関係を軽んじない」
以上の11か条である。

各章の末には、
それぞれに相応しい著作が2冊ずつ、
簡単な内容と共に写真付きで紹介されている。

その最初に、
「人と比べない」を考える書物として『資本論』が紹介されているのには、
あまりの大著に「うっ」となってしまったが・・・(それ以外は、
こんなヘビーな本は紹介されていません。
念のため)。


佐藤氏は本来、
「信頼」や「恩」など、
健全で素朴な価値観を大切にしている敬虔な宗教者である。

しかし、
もう一方で、
組織や社会が生まれれば、
上下関係や権力が生まれるから、
「真に平等で自由な社会などというのは幻想にすぎません」と冷徹に分析する現実主義者でもある。

また、
現在の新自由主義の経済や社会には、
自己愛的なパーソナリティーが適合し活躍しやすい、
ともいう。


人間を根源的には信頼しながらも、
現実の不可避的な宿痾や、
人間の性(さが)を直視したリアリスト。

そんな著者が、
現実社会の中で「どう生き抜くか」また、
「どう逃げるか」を指南する。


50代半ばの私が今、
胸に手を当てて思えば、
自ら20代、
30代で実際に失敗した事例も紹介されており、
少し胸が痛んだ。

「生き甲斐」を最大化する、
真のリアリストによる処世術として、
特に若い人々に読んでもらいたい良書である。
「ズルさ」のすすめ

その他の感想

もうちょっと薄くてもよかった
油分をしっかり除去
実は手軽なお菓子作り
子供いわく大変面白いとの事
商品自体に満足!しかし、メーカーに多少の不信感が・・・
リコーGRDの充電池交換
キネシオテープとしては非常に高いが
軽くて良い
いつも手元に置いて復習したい本
ビースト
いいのはデザインのみ。
行商ゲーとしては面白い
底突きが皆無になりました。
大きくセプツー
この価格の根拠が不明
本書購入の前にして欲しい事。
リアルじゃなくマンガ的
なつかしい味わい
名曲の宝庫であり、第一期の集大成
ダメな女が、、、
一品嬢書
意外だった。
キラキラ~キレイすぎます!!
これすごいです!
入門としては及第点
たかが紙の箱とあなどるなかれ、中々に良い商品です
早縫いに欠かせないコツがいっぱい!
故障が。。。
不良品が送られてきました。
今は我慢の時
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