内容は抜群、でも題名に難あり
糖尿病に関する基本的な解説から、
治療法までわかりやすく、
しかも論理的に記載してあり他に類を見ない良書だと思います。

しかしながら、
日本の糖尿病の専門医が著者の様にきちんと糖尿病を正しく理解しているのだろうかという疑問があります。
なぜなら日本糖尿病学会ではいまだにカロリー制限を主体とした食事療法を推奨しており、
そもそも著者が本書で解説しているように三大栄養素うちの糖質だけが血糖値を上昇させるので糖質の摂取に関してコントロールが必要であるという発想が糖尿病の専門医に薄いのではないかと思われるからです。
本書でも取り上げられているカーボカウントの考え方を実践している医療機関はまだ少数なのではないでしょうか。

それに日本の糖尿病患者が1000万人程度いると推定されている中で、
たった3000人しかいない糖尿病の専門医がどうやって全部の患者さんをカバーできるのでしょうか。
全ての糖尿病患者が専門医を受診したらそこでの医療は成り立たなくなるのは明らかで、
題名には難があると思います。
それよりは一般の内科医の診療レベルの向上こそが必要だと思います。

本書で著者が指摘しているように日本の現在の糖尿病診療は決して成功していないと考えられます。
それは糖尿病に関しての治療が著者の様に疾病の機序に沿った治療ではなく、
血糖値が高いから血糖降下剤やインスリンを注射するだけの医療になっているからではないかと思われます。
糖尿病専門医の先生方の多くが著者と同じような考え方であればあえて著者が本書を執筆する必要があったのだろうかと考えてしまうところに日本の糖尿病診療の問題があるのかなと思います。

本書はもう少し専門的に書き換えれば医療者向けになるクオリティを持っていると思います。
一般向けにわかりやすいレベルで記載されていますが、
一部に少し専門的な一般の人が取り付きにくいような部分が残っているのはやむを得ないかと思います。

糖尿病とその合併症を理解したいと考える人にはお勧めの一冊です。
糖尿病専門医にまかせなさい (文春文庫)

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