今まで無かったTOEIC文法書

10月の試験前にいいかげん８００点台前半を突破したくて（５回連続で点数が動かず）数冊購入したTOEIC本の中の一冊です。
タイトルは６５０点突破ですが、
９３０点を取得している同僚が「打ちのめされた」と言って推薦してくれた本です。
点数が止まっているのは、
実は基礎が出来ていないからだ、
と言われたのですが、
自分としては内心文法には自信があったのに、
「感覚」や「意味」に頼って解いていたんだ、
という事を痛感させられました。


この本をお薦めする理由は何点かありますが、
一番は「分かった気にさせる」のではなく「分からせる」ための内容になっている事でしょう。
テストなんだから、
テクニックがあって、
それさえマスターしてしまえば点数が上がるだろう、
という幻想（特に４００点から６００点台の人にありがち）に気ずかせてくれます。


かと言って、
TOEICに出なさそうな文法項目を基礎からやりましょうー的な本でもなく、
TOEICの文法セクションに関する情報がこれでもか、
と入っています。
実践問題も単語も本試験と同じレベルで、
解説は語りかけ口調で分かりやすいですが、
TOEIC初心者や５００点未満の受験者には少し難解な部分（文法用語など）もあると思いますが、
２度、
３度と読み返すことで、
文法セクションに必要な知識と力がつくと思います。


きちんとした文法の知識が本試験でいかに重要かを実感できる一冊です。


文法に苦手意識のある人や、
忘れている事が多い人は一般の参考書と同時並行で勉強されるとより効果が大きいでしょう。
お薦めはForestです。