イタチからヒナタへ

入院中に友人が暇つぶしにと貸してくれた1巻から63巻まで最近読破したばかりの新参者がレヴューします。


64巻にして、
初期のころからの彼らの死は読んでいる方もかなり衝撃でした。

ナルトをはじめ、
シカマル、
いの、
そしてヒナタ、
近しい者の死を悼んでいる猶予さえない戦場という場の過酷さがよく
表れたエピソードだと思いました。
そう、
今は痛みを胸に忍び耐えるしかない‥シカマルもナルトと同じ事を口にしています。


この出来事で今までになく折れそうになったナルトの心をヒナタが辛うじて支えます。
彼女は出番も少なく、
あまり目立ちませんが
要所で良い台詞を以前から言いますね。
今回の表紙からもメインであるサスケやサクラとも違うナルトとの”繋がり”がよく感じられます。


そして、
58巻にてイタチがナルトに言った「仲間をわすれるな」のくだりの台詞が今回のヒナタの台詞の中にいかされていてハッとさせ
られました。
岸本先生のこういう所の描き方は凄く巧いです。


次巻はサスケのターンのようですが、
彼がどのように答えを見つけていくのか楽しみにしています。


全巻購入してみようかな‥本棚が大変な事になりそう‥