中国史に興味のない人向け？？？

何千年の歴史において数多の王朝の興亡があった中国。

その覇者たる皇帝を28人選んで、
その功績や人となりを紹介したのが本書。


著者の存在とシッカリとした、
しかし、
ユニークな作風は、
「世界史をつくった最強の300人」で初めて知ったのですが、
本書でも全く、
その期待は裏切られませんでした。


さすがに、
200頁ちょっとの文庫で30人近い皇帝を描き出すのは無理があるのですが、
そこでは、
私が中国史に殆ど知識・興味がないことを割り引く必要があるとは思いました。

高校レベルの基本の流れ＋αがないと、
本書をサラッと読み流すだけで、
完全に理解することは難しいかもしれないです。


でも、
どんな社会であれトップに立つ者には普遍的な魅力と毀誉褒貶があるものだと感心しました。

全然中国史を知らずとも、
色々と興味をかきたてられました。