手作業よりも遥かに高精度なカッティングが出来る

手作業でのカッティングを数こなし、
それなりの腕を磨いてきたつもりでしたが
このカッティングマシンにはあっさりと敗北しました。

なんといっても作業時間が大幅に短縮できます。

また、
仕上がりも申し分なし。

とても満足な性能です。


この機械は横幅160ミリまでしか対応していないので、
A4サイズのシートを使用すると
だいぶ勿体ないので、
レイアウトを考えて配置したほうが良いです。

付属のイラストレータープラグインがとても重宝します。

イラストレーターからカッティングアプリケーションに転送した状態では
パスの線幅の認識をしてくれないのと、
背後に隠れているパスまでも転送されてしまうので
線幅をパスに変換するのと、
合体をさせておく必要があります。


カッティングの精度ですが、
垂直水平の直線、
曲線のトレースは文句なしですが
斜めの直線ではややギザギザが出ます。

とは言ってもルーペで確認すると判別が出来るレベルなので問題ありません。


長さが500ミリを超えるような大きなデザインだと、
開始点と終了点が一致しないことがあり
ある程度の大物を作成するのなら分割して作った方が良いです。

場合によっては、
大物の制作は手作業のほうが綺麗に仕上がるかもしれません。

この機械は小物の制作に向いています。

線幅1ミリ程度の文字も正確にカッティングできますし、
手作業では気が遠くなりそうな
複雑な図柄も難なく短時間で仕上げてしまいます。

そしてプロッターでカットしたものは、
刃先が垂直に入るので切り口が綺麗です。

これは手作業では真似ができない芸当です。


機械カッティング後は、
不要部分を手作業で取り除くことになりますので、

要所要所に除去用の分割裁断線をダミーで入れておくと後作業が楽になります。


やや気になる点としては、
用紙にローラーの跡が付いてしまう事。

見る人が見れば、
プロッターを使ってカッティングしたのが一目瞭然です。