自然選択否定本としてはトンデモだが
生物物理学の啓発本としては優れている。
著者が提唱するコンストラクタル法則とは単一の法則というより、
自然界の流動するもの(変化し続けるもの)は顕著なパターンを生み出す性質が備わっているというもので形而上学的な主張に近い。
実際に取り上げられている例は生物や自然の地形のパターンから人類の歴史、
文化、
都市の構造まできわめて幅が広い。
生物の形態を物理学的に説明する試みは昔から行われており、
最近ではシーン・キャロルのエボデボ本やフィリップ・ボールの著作がある。
進化理論としては、
自然選択を否定する点で70年代に流行したグッドウィンらの構造主義生物学によく似ている。


著者の自然選択否定論は混乱している。
というのも選択を全く無視しているところもあれば、
こじつけめいた馬鹿げた批判をしているところもあり、
正しく理解しているかのような記述もあるからだ。
代謝の効率性にせよ、
素早く動く動物の流線型のボディにせよ、
何が最適なデザインであるかを説明するのが物理学だという指摘は全く正しい。
しかし自然選択は最適デザインがどのように達成されるかを説明するのだから、
排他的な関係にない。
馬鹿げた批判の例を挙げると、
最適デザインは遺伝子に刻み込まれているというが川や山の遺伝子はどこにあるのか?という問いかけがそうだ。
著者は序文で三角州の航空写真(細い川が網状に走っている)と肺の気管支の写真を比較している。
一見するとそれらはよく似ていて同じ法則から出現したと信じこみそうになる。
だが細部の構造は大きく異なる。
気管支は完全なツリー構造しており先端の肺胞まで23回の分岐を経、
分岐回数はおそらく遺伝的に決定されているだろう。
三角州の川はツリー構造をしていない。
類似は表面的なものだ。


興味深かった部分をあげると、
白人が水泳に強く、
黒人が陸上競技に強いのは肉体の物理的な特性から説明、
予測できるらしい。
『人種とスポーツ』によるとこの活躍パターンの違いは文化的要因によってうまく説明できるようだ。
もちろんこの2つの説明も排他的でない。
文化的な障壁が完全に取り払われれば、
あとは著者の言う通り物理学だけで説明可能になるかもしれない。
流れとかたち――万物のデザインを決める新たな物理法則

その他の感想

迅速かつ親切なご対応に感謝
攻めも受けも可愛い!
期待した通りだった
もうお腹いっぱいです!
『アリス』が好きな方は是非!!
リキッド
(o^^o)
5GHzが速いとは限らないの巻!
あいも変わらず丁寧に描かれた漫画です。
脳トレっぽい
要点のみが書いてあります。
この版について
Arduinoで動作確認、何故かCR2032電池付属
少年用にしては
集塵は吸塵コースの長さしだい
予想よりでがすぎた
スピーカーのオンオフ機能が最悪
当時ペネロペ・クルスがまだ16歳だったというのには驚く。
コスパで選びました
そこそこかな?
制御温度は下は15度からできます。
「ソレは突然やってくる」
トランペット!
腹回りが苦しい
千葉大碁
水濡れ
本当に欲ばりで、楽しく学べる実践本!
早急の対応に感謝!!
子供が風邪を引きにくくなりました!!!!("○")!!!!
戻る