天然痘、結核、ペスト、コレラ、マラリア、発疹チフス、AIDS、SARS、他
「共生とは、
理想的な適応ではなく、
決して心地よいとはいえない妥協の産物なのかもしれない」。


さまざまな感染症と人類の歩みについてまとめた本。
薄い本だが、
骨子が明確で、
コンパクトに記述されている。
なかなか面白い。
著者は、
アフリカやハイチなどで感染症対策に従事した経験を持つ、
長崎大学熱帯医学研究所教授。


ちょっと驚いたのは、
先史人類は、
ボツリヌス症や炭そ症といった一部の感染症を除けば意外に健康だったらしいということ。
感染症が爆発的に流行するようになったのは、
農耕を始めて家畜を飼い、
人口が急増してからだという。
さらに、
人々の往来が活発になり大航海時代を迎え、
感染症は世界的な大流行をみせる。
元々ほとんど免疫の無かった南北アメリカ大陸とハイチなどの島々では、
まず天然痘、
次いで麻疹、
さらに発疹チフスと、
次々とヨーロッパから持ちこまれた感染症が拡がって原住民が壊滅的な状況に追い込まれた。


ウイルスが人に適応してゆくという説明も興味深かった。
便宜的に5段階に分けている。
動物から人へ感染する段階、
人から人へ感染するように適応するが弱い段階、
人へ適応して定期的な流行を引き起こす段階、
もはや人の中でしか適応できない段階、
そして人という種から消えてゆく段階である。
現在存在する感染症は、
新たに出現した段階と消え行く段階の間にあるといえるとか。


一人の感染者が免疫を持っていない集団に加わったときに平均して何人に感染させるかを数値化した「基本再生産数」に基づいて、
「集団免疫」という理論も簡潔に解説されている。
集団の中で免疫を持つ人の割合が一定数を超えると、
小規模な流行の兆しがあっても直ぐ終息する。
これは、
WTO天然痘撲滅計画推進の基礎理論になったそうだ。
また、
「平均感染年齢」の式(基本再生産数=1+平均寿命/平均感染年齢)というのも紹介されている。


発病までの平均潜伏期間が50年以上という、
1万年以上前から日本人と共生している成人T細胞白血病ウイルスの話もある。
感染症と文明――共生への道 (岩波新書)

その他の感想

最大級の賛辞を
STG愛に溢れる夭折のゲームライター記事集
とてもいいです
どうしてこれまで読まなかったのか。
とてもマニアックだ!
大女優の過去
おっさんですが
ヘイトにゃのは!
初心者にも わかりやすい。
飾っています
形は可愛い
とにかく 簡単に時計が読めます。
マップ&ライトブラウンのSサイズ
真似しやすくてお気に入りです。
アンドロイドスマホから変更して
「弾む」「はさむ」「押しきる」を身につけて速く走れるようにする
おつまみにばっちり!
暑い日にはドロドロ
ヒカリちゃんの話が多い感じ
ネックシャッター
内容が少なすぎます
チップセットは古いが、ボードの品質自体は悪くない
ウィル・スミス素晴らしい
薪ストーブに最高
築35年ですが、効果ありました
レリーズステーが泣き所
とっても現実的でうなずける内容ばかり
時針
内容は初心者向け、なのだが
戻る