レリーズステーが泣き所

デジスコーピング（コリメート法）で最も重要かつ厄介な光軸合わせですが、
流石にスコープからカメラ、
ブラケットまで全て純正品で固めてしまえば頭を悩ませる事も無く、
扱い易いシステムが手軽に完成します。
超望遠の世界では僅かなブレが大敵ですが、
アイピースとカメラを接続するフレームは剛性が高く、
ブレは全く感じられません。


Nikon 1 JシリーズとVシリーズ両方に対応するためレリーズステーがふたつのパーツに分かれており、
根元と中間でネジ止めする必要があるのですが、
特に根元は遊びが大きく、
厚みのある強力な両面テープを挟むなどの対策を講じないと小さなネジだけで完全に固定するのは難しい…といった感じです。


また、
カメラを最も安定する位置に固定（製品画像を見ると分かりますが、
カメラ背面をサポートするストッパーがあります）すると、
レリーズがシャッターボタンの中心から微妙にズレてしまい、
シャッターボタンを斜めに押し込む事になるのが少々不安です。
無線リモコンで代用しようにも半押しができずシャッターチャンスの信頼性もいまひとつなので、
将来的にはNikon 1本体にしっかりしたリモートコードが接続できるようになってくれる事を期待します。


超望遠の極狭な視野に被写体を捉えるのは非常に難しく、
照準器がほぼ必須となりますが、
手持ちの（株）デジスコドットコム製の照準器「究具02」をレリーズステーに取り付ける事ができました（DOS-CS1も取り付け方は同様だと思われます）。
ただ、
前述の通りレリーズステーは固定力に不安がある部分で、
またイレギュラーな取り付け方であるため、
あくまで自己責任で…。


画像をアップしてみましたので参考になれば幸いです。