世界は報徳思想に支配されているその３７

予備知識です
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つまり「通常の受け手」とは「親に農家になりなさいと言われ、
それを嫌がる子供」にしか過ぎない
本来なら「施設長」が「通常の受け手」に対しこう諭すだけで済む話である
「農家を嫌がるということは『自分は親不孝者』と自分で認める事を意味する、
それでも『農家になりたくない』と言えますか？」
これは「あなたのしていることは家業を継ぐのを放棄しているだけにしか過ぎません」という話題であり
「家業を継ぐのを放棄しますか？それとも家業を継ぎますか？」と問いかけているだけである
それに対する「返答」を待つだけ、
これだけで済む話である
これを行うと困ることが「施設長」の中にはあるから
これができず「通常の受け手」と「施設長」の仲はこじれている事を意味している
この問いかけは「家業を継ぐ」と「家業を継がない」のどちらを選ぶかを「通常の受け手」に対し問いかけているだけ
その返答に応じた対応をすることを「施設長」は認める事を意味する

家業を継ぐ→自分は親の依頼に答えているだけだと「施設長」は認める事を意味する
家業を継がない→自分は「通常の受け手」の進路指導を行っているだけだと「施設長」は認める事を意味する

つまり自分のしている事は「通常の受け手」の進路指導をしているだけにしか過ぎないと認めると困ることが「施設長」の中にはある事を意味する
その答えこそ「通常の受け手がどちらを選んだとしても通常の受け手と手を切る可能性」を「施設長」は認めなければならない図式である

家業を継ぐ→「通常の受け手」が農業家として活躍できる状態になったとき「この関係はここまで」と「施設長」は認める事になる
家業を継がない→農業以外の何かで活躍できる状態になったとき「この関係はここまで」と「施設長」は認める事になる