沖縄県民も驚いた!米軍基地の姿を漏れなく収録、観光ガイドブックとしても秀逸。さらに・・・。
 この本何が良いって、
まず写真の質と量が良い。
手を抜かず足で稼いだ情報を基に最高のビューポイントを見つけ出し、
そこから撮影した写真をふんだんに使っている。
だから、
写真集としても十分に素晴らしい出来栄えである。


 私は1960年代に米軍基地が多く存在する沖縄本島中部に生まれ、
以来50年近く沖縄に住んでいる。
また私は、
仕事の必要に迫られ米軍基地に関する書籍や資料を数多く見てきた。
驚いた。
この本には、
そんな私でも見たことのない基地の写真が沢山載っている。
それも、
「普天間飛行場」など大きな基地だけではなく、
離島にある基地を含め小さな基地も漏れなくである。
そのため、
この本は資料としても極めて価値が高い。


 この本、
一見するとカラフルな観光ガイドブックのように見えるが実はそうではない。
著者である矢部宏治氏の国家安全保障を含む国のありように関する立派な論文である。
この中で矢部氏が強く訴えているのは、
「戦後日本の国体は「米軍が天皇を守ること」であったが、
これはもう改めないといけない。
」という点であると私は感じた。


 私も豊下楢彦氏の『昭和天皇・マッカーサー会見』や『安保条約の成立』を読んでおり、
「戦後日本の国体が「米軍が天皇を守ること」であったこと」は薄っすらと知っていた。
しかし、
この本により、
司馬遼太郎がそれ(戦後日本の国体)の民間側の最大の守護神であったとする矢部氏の深い洞察が加わったお陰で確信に変わった。
と同時に改めて強い憤りが沸いてきた。


 矢部氏は司馬遼太郎の大ファンだったと思う。
その矢部氏が少女暴行事件に代表される沖縄の不条理に憤り、
その不条理に司馬氏が大きく加担してきた事実を知るや、
「かつてファンだった」と切り捨てた勇気(201ページ)に、
基地被害に苦しめられ続けている沖縄県民の一人として深い感銘を受け、
強い信頼の念を持った。


 矢部氏は、
私たち沖縄県民に対する謙虚さから、
タイトルを「・・・沖縄の人はみんな知っていること」としたが、
私を含め沖縄県民ですら知らないことが沢山書いてある。
良書である。
だから、
沖縄県民を含む多くの日本人がこの本を手にとって、
真の独立国家のありように思いを巡らしてほしい。
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本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド

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