密度の濃い一冊です
23巻はとにかく密度の濃い内容です。
しかもあんまり書きすぎると重要な部分がネタバレになってしまうのでレビューとしても書きづらいのです。
まずは名人位挑戦者決定戦、
原田先生と新の死闘の結果は、
その先の名人位戦のことも考えてのことなのでしょうが作者はそちらを選んだのか、
と。


そして、
今までかるた中心に展開していておろそかだと言われてきたLOVE要素、
挑戦者決定戦直後に新が千早にかけた言葉、
ふたりがかるたを通じて小学校で知り合ってから何年間も言えなかった思い、
その思いはずっと続いていたんだとしみじみと感じました。
新の言葉に揺れる千早、
それをそっと見守る仲間たち、
ひとりひとりの心情の描き方がこわれやすいものをそっと包み込むように丁寧で特に「根っからの恋愛体質」と言われる菫ちゃんの描き方が脇役としてではあれとても秀逸だなと思いました。
しかもLOVE要素には「あなたまでそうだったの?」と驚くような意外なおまけまでついています。


一方、
挑戦を受けるデュフェンディングチャンピオンたちも動きはじめます。
周防名人と若宮クイーン。
中でも周防名人は今まで強い無敵だと言われながら、
その奇行ばかりが描かれその実の姿が描かれてはいませんでしたが、
ようやくその強さの一端が明らかになります。
この人の強さはこういうところにあったのだ、
この人はこういうかるたをとるひとだったのだと。


最終話の筑波君ちのお話もとてもいいですね、
楽しくて夢があって、
ちょっとほろってきてしまいそうで。
机くんのひと言もじーんときていいなと思いました。
この話だけでもひとつのストーリーで見事な短編として完結していました。


今回は思い起こせば全国大会予選から続いてきた対戦シーンの箸休めといった巻ですが、
緊張感はないもののというより緊張感がない分、
気張らずに読むことができました。
それでも密度は他の巻と比べても遜色ないくらいとても濃い内容です。
対戦シーンが続きすぎてこの作者はもうこれが「ウリ」のかなと思い始めてもいましたが、
まだまだ引き出しをたくさん持っておられます。
これから先も期待感が十分持てます。


次巻はいよいよ名人位・クイーン位決定戦の本番です。
ますます目が離せない展開になってきましたね。
ちはやふる(23)

その他の感想

対応レンズに対しては非常に有効
「尽くし甲斐のある男」を夫にするというファンタジー
デイトナサイドスタンド
ちょっと高さある
フィットした
KING JIM PROテ-プカ-トリッジ 透明ラベル ST6B
感涙必至の名曲です。
ちょっとした不満
表紙がキレイ
結ぶヒモがやりづらいです
センセーショナルなタイトルをつけた、死刑を取り巻く人々のルポ。
子供達からは…
あかりちゃん好きの方へ
うーん……。
機能は最高!
劣品
ケツがパッカァーンッ!!
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ギャグ8割2割カプ話
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改めて、第1版を眺めてみる
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