広報畑の人も、マーケティングの人も、単純に宇宙好きも楽しめる本。
タイトルは「月をマーケティングする」となっていますが、
内容的には広報(PR)の話。

と思ったけど、
米国政府に対して月行きのチケットを250億ドルで買わせた、
という意味ではやっぱりマーケティングなのかも。


PR担当者はわかると思いますが、
広報って日本語だと「広く報せる」ですが、
英語では「Public Relation」。

つまり「関係性」こそが大事だということがこの本を読んでもよくわかります。


・フィクションや科学記事を使うことで、
アーリーアダプターとなるファンを形成
・「広報はジャーナリズムであるべき」というオープン・事実ベースのPR思想の確立で記者を味方に
・5分未満のショート映像の無料提供でテレビ編成担当を味方に
・おおらかな素材利用許諾で関係企業広報担当者を味方に
・リアルタイムな生中継で視聴者に「月着陸」を体験させ民衆を味方に

など、
彼らがしているのは周辺にいるメディア、
パートナー企業、
政治家、
民衆などを味方につけ、
アポロ計画の一員としての一体感を持たせることで計画の正当性を納得させることでした。
セレブリティとなった宇宙飛行士を、
リンドバーグのような有名税的な悲劇から守り、
かつ影響力をもたせコントロールするために、
私生活に関する取材をタイム社との独占契約としたという話もそうした「関係性」を築くための一つともいえます。


一方で、
どんなに手法が優れていても「歴史上初めて月に人を送り込む」アポロ時代の終焉後では、
火星どころか40年以上も月への再着陸がされていません。

手法がどんなに優れても「大義」が無くなると、
人は熱狂も共感もしないんですね。
創業より守成が難しいというのはここにも。


ということで、
広報畑の人も、
マーケティングの人も、
単純に宇宙好きも楽しめる本。

宇宙マニアの恨み言のような偏りも少し垣間見えますが、
面白いです。
月をマーケティングする

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