重要な内容がてんこもりの一冊
 本書が扱っている問題は、
大きく二つに分けられるだろう。
一つは、
「発達障害」が、
なぜこんなに急増するのかという疑問に答えること。
その背景にある問題をさまざまな角度からさぐっていくとともに「発達障害」という概念自体が抱えている問題や矛盾を明らかにしていく。
そして、
もう一つは、
非定型発達の子ども(著者は「発達障害」という言い方を、
本来の「発達障害」のケースに限るべきだとと述べている)を、
伸ばすには、
どうしたらよいのか、
という疑問に答えること。
著者は、
比較的軽症のケースまで「発達障害」という診断にとらわれすぎることは、
デメリットや弊害もあると危惧する。
四分の一のケースが過剰診断だったという研究結果や、
養育要因によって起きているケースまで脳機能障害とされることで、
安易な薬物療法にも結び付きやすいという現状に警鐘を鳴らしている。

 遺伝的な発達特性は、
一つのタイプであって、
それを即「障害」と考えるべきではないという。
子どもの発達は、
元来、
多様なものであり、
平均化を図る訓練をやりすぎるよりも、
それぞれの特性を理解し、
その長所を伸ばすことが重要だという。
「発達障害」は、
ある意味、
定型発達というものを「正常」と考える一つの神話に基づくものだが、
それが、
近年崩れてきており、
情報処理の仕方が異なるタイプが、
もともと存在するのだという。
そうした特性の理解が重要であるとともに、
同時に、
著者は、
子どもの適応や幸福を左右するのは、
発達特性にもまして、
愛着の安定性だという。
そのあたりに、
この著者が実際の臨床から体得したものがにじみ出ているように感じた。

 非定型発達の子どもの個々の理解という面だけでなく、
社会が子どもの発達にどういう影響を及ぼしているのかという視点でも述べられており、
非常に興味深かった。
濃い内容だが、
歴史的な背景やエピソード、
さまざまなケースが魅力的に語られているので、
一気に読めた。
子どもを見守るうえで、
大事な指針を与えてくれるように感じた。
とても重要な内容が、
てんこ盛りの一冊だと思う。
僕自身、
「発達障害」があまりにも拡大しすぎて、
ちょっと行き過ぎではということを感じていたが、
本書を読んで、
腑に落ちる点が多かった。
発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)

その他の感想

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