深淵をえぐり描く
新潮文庫での上巻にあるプロとコントラ(イワンがアリョーシャにきかせる詩、
キリストが人間を「みにくる」というもの)。

そこでのキリストが、
下巻の中でのアリョーシャと重なってみえた。

つまり、
ミーチャにとっては、
父親殺しに関して無実の罪を信じてくれる唯一の人間として、

イワンにとっては、
実質的な父親殺しは自分だという罪を否定してくれる人間として、

アリョーシャが描かれている。


本作品のところどころに、
意思ではなく、
無意識的に行動していることがほのめかされる。

たとえば、
イワンがスメルジャコフに殺害を指示するような台詞を口にする場面。

アリョーシャがイワンに「あなたは殺してない」と宣言する場面など。


もし、
人間の行動が完全に意識的なものでないのだとしたら、

そこに負うべき責任はあるのだろうか。

「すべては赦される」ことになるのだろうか。

もし環境がそうさせたのであって、
同じ環境におかれれば誰しもが同じ行動をとってしまうのなら、

そういった環境におかれた人を非難することは何人たりともできないのではないか。


そうだとしたら、
なぜ人は「罪」を感じ、
「罰」を欲しさえするのか。


本書のテーマはこういうとこにあるように感じられた。


・下巻で特に個人的に好きな場面について。

下巻のミーチャがアリョーシャをひきとめて、
おまえは俺が殺したと信じているのか、
と問う場面、

あの描写には言葉通り、
心が揺さぶられる思いがした。

人の悲しみと絶望の深淵を突然みせられたときの、
あのやるせなさ、
無力感を思い出した。


こういった感情を、
ドストエフスキーの作品は呼び起こす魔力みたいなものがあると思う
きっと彼自身の流刑、
銃殺未遂の経験も関係しているのかもしれない

そういった痛みを代償として、
いろんな物をより感じるようになるのかもしれない
それが幸せかどうかは言いたくないけれど、

人の心の深淵をここまでえぐり描いた彼の作品を愛さずにはいられない
カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

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